第29期女流王将戦

休憩中の対局室

（昼食休憩中の大広間）

（53手目▲３四銀の局面）

（雲鶴の間で休憩する清水。窓の外は鳩森の桜が広がっている）

キラリっ娘ファンフェスタ’０７

（非公式の席上対局。里見女流初段は山崎七段と対戦）

（結果は里見勝ち。ギャラリーからはどよめき）

昼食休憩

清水女流王位が▲３四銀と進んだ手に対して、里見女流初段は14分考え、昼食休憩に入りました。消費時間の通計は、清水36分、里見１時間８分（持ち時間各２時間）。
昼食の注文は、両者ともになしです。

ボナンザ風味

軽快に飛車を活用する里見初段に対し、清水王位が得意の押さえ込み体勢に入っています。

図の▲３六歩は観戦記者の古作登さんいわく「疑問の構想。△同歩▲同銀に単に△７四飛なら里見さんが良かったと思います。清水さん△同歩と取られたとき「しまった」という顔をしていましたよ」

本譜は▲同銀に△３八歩と垂らしましたが、以下▲２五銀△７四飛▲３八飛△３一歩で、大きく損をしました。

　　

現在△７四歩と突いて図の局面。後手の陣形を見た控え室の記者からは「ボナンザみたいだね」との声があがりました。飛車が窮屈になるのを恐れないところが似ているとのこと。ボナンザのように終盤で暴れることができるのでしょうか。

本日の部屋割

４階の対局は２局だけ、５階でテレビ棋戦の収録が行われています。棋戦決勝では特別対局室になることが多いのですが、本局は挑決戦ということもあり「高雄」の間での対局となりました。

また現在２階道場では女流棋士による指導対局が行われています。

里見中飛車ＶＳ清水の押さえ込み

後手番となった里見女流初段は、十八番の中飛車に振りました。

軽快に飛車をさばく里見女流初段に対して清水女流王位は棒金を繰り出し、押さえ込みの方針です。

清水王位、初手▲７六歩

（対局室は「高雄」の間。大広間は本局のみだ）

（大橋流で駒が並べられる。大勝負だが、里見は普段と変わらず落ち着いた表情）

（振り駒をする渡辺弥生女流育成会員（所司和晴七段門下）。歩が４枚出て、清水の先手に）

（清水は初手に瞑想することが多いが、さほど時間を使わず▲７六歩を着手した）

清水王位入室

（数分後、清水王位が入室）

（主催紙「ウェブカメラは邪魔になりませんか？」清水「ダメって言ったらどうなるの？」主催紙「撤去します」清水「あはは（笑）。大丈夫です」）

（駒箱を開け、王を据える）

里見初段入室

（９時50分、里見初段が入室。）

（トレードマークの青いタオルを取り出す。先日発売されたばかりの「キラリっ娘」バージョンだ。http://kics.jugem.jp/?eid=479）

（報道陣が一斉にシャッターを押す）

 

（瞑想して開始を待つ）

対局開始

おはようございます。振り駒の結果、歩が４枚で清水女流王位の先手となりました。

里見初段が初の挑戦権を獲得するか、注目の１局。本日も多くの報道陣が集まっています。

棋譜コメントは青葉、ブログは紬が担当します。本日もよろしくお願いします。